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PDPの量産ラインは、まだ稼働を始めたばかりなので、スループットや歩留りを向上させることで、生産コスト引下げの余地が大きい。
さらに、現在は1枚のガラス基板から1枚のパネルを生産しているが(1面取りという),今後は1枚のガラス基板から複数枚のパネルを生産する多面取りのライン導入を検討するメーカーもある。 あるいは、生産能力を現ラインの3倍程度に引上げて投資効率の向上を図るメーカーもある。
PDPメーカーは、いっそうの性能向上を目指している。 最後に、PDPテレビで先行する富士通と日本電気が今後、どのような性能を目指しているかを紹介しよう。
Iサイズ、用途で多様化を図る富士通42インチPDPテレビでは、画素数を増やしてハイビジョン対応機種の製品化を急いでいる。 一方、もう少し小型の25インチ高精細PDPの発表も間近となっている。
これは、テレビというよりは、ワークステーション用のモニタ等の特殊分野を狙った製品といえる。 今後は、人間工学や放送の専門家の意見も取入れながら、70インチ程度を目途に、さらに大型のPDPテレビも検討する意向である。
ちなみに、現在量産されているPDPと実験室レベルの性能、例えば現在の量産レベルの300Cd/uの輝度に対し、実験室レベルでは500cd/m'というように、PDPの性能向上のための技術開発は急ピッチで進められている。 日本電気は、現状の42インチPDPテレビに加え、33インチのアスペクト比4:3の高精細モニタの製品化を急いでいるが、コンピュータで大きなシェアを誇る同社としては、自然な流れといえる。
そのほか、50インチのハイビジョン対応テレビを製品化する動きもある。 なお、2000年をターゲットにした第2世代のカラーPDPテレビの仕様としては、次のような目標を打ち出している。

これらを達成し、CRTテレビの画質を超えるPDPテレビの製品化を目指すものとみられる。 ◆消費電力:120ワットを目標に、少なくとも100ワット台後半の達成を目指す◆輝度:現在の250cd/m'から500Cd/uを超える程度、できれば600Cd/u程度を目標とする◆重量:20kgを下回る18kgぐらいを目標とするこのように、PDPメーカーが注力する応用製品分野は、各社の戦略により異なっている。
しかし、いずれもPDP市場を本格的に開拓・拡大するためには、業務用や特殊分野のディスプレイとしての新規応用分野の開拓に注力しつつ、製造コストを引下げ、大型市場と目されるテレビ市場での普及を目指すことが必要である。

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